アセットの操作
SceneKit シーンエディタを使用して 3D シーンを作成および編集
SceneKit シーンエディタ を使用すると、ゲームやインタラクティブな 3D アプリをすばやくビルドし、編集し、プレビューできます。ビジュアルインターフェースにより、コードが削減され、デザインが合理化され、アプリのレンダリングを微調整するのに役立ちます。プロジェクトナビゲータ でソースファイルを選択すると、エディタエリア のシーンエディタでファイルが開きます。
シーンエディタでは、以下のことができます。
- SceneKit シーンファイル (拡張子が .scn のファイル) で新しいシーンをビルドする
- Xcode 外で作成された アニメーションファイル を編集する
- シーンとそのオブジェクトのプロパティを調整する
- 3D 効果とサウンドを追加する
- シーンをプレビューする
シーンエディタエリアは、以下の 3 つのコンポーネントで構成されています。
シーングラフビュー:シーンの基本的な階層構造を表示します。ノード と呼ばれる階層内のオブジェクトは、ノードの属性を識別するアイコンとペアになっています。
シーンエディタインスペクタ:シーンオブジェクトに関する情報を表示します。
ビューポート:デフォルトでシーンの構造体に含まれているビューの視点にシーンを表示します。
注意:シーンが Xcode 外で作成されている場合、エンティティ リストはシーングラフリストの上に表示されます。エンティティは、アニメーション、カメラ、ジオメトリ(幾何学)、ライト、マテリアルのフォルダに分けられます。
- オブジェクトライブラリから SceneKit オブジェクト (ノード、ライト、カメラ、パラメトリックジオメトリ(パラメータ幾何学)、物理フィールドなど) を追加します (ツールバーの [ライブラリ(Library)] ボタン(+) をクリックし、ライブラリ からオブジェクトをドラッグします)。
マニピュレータ を使用して、ノードがシーン内のどこに配置されるかを調整します。軸をドラッグしてノードをその軸に沿って移動させるか、弧をドラッグしてノードをその弧の関連した軸を中心に回転させます。
編集スペースのポップアップメニュー でオプションの 1 つを選択して、マニピュレータの軸の配置を選択します。
- シーングラフビューまたはエンティティリストで、ノードまたはオブジェクトを選択します。
- 編集スペースオプションを選択します。
選択したノードに合わせる:ローカル (local) を選択します。
選択したノードの親を基準に配置:親 (parent) を選択します。
グローバルな X、Y、Z 軸に合わせる:ワールド (world) を選択します。これは、デフォルトの SceneKit 座標系 に合わせます。
Z 軸を視点に合わせてスクリーン空間に配置します: スクリーン (Screen) を選択します。
- プロジェクトナビゲータ で、3D のシーンファイルを選択します。
- シーングラフビューまたはエンティティリストで、ノードまたはオブジェクトを選択します。
- インスペクタエリア で、インスペクタを使用して、選択したプロパティを表示・変更します。シーンエディタインスペクタは以下のとおりです。
アイコン | インスペクタ | 説明 |
| ノードインスペクタ | 位置や可視性などの設定を編集します。ノードの名前を変更し、その変換係数に異なる値を適用して、その可視性を変更します。 |
| マテリアルインスペクタ | 照明モデル、色、テクスチャなどのマテリアルプロパティを編集します。 |
| 物理インスペクタ | 物理の設定がノードに与える影響を調整します。 |
| シーンインスペクタ | 環境の照明や物理など、シーンに適用されるプロパティを追加および調整します。 |
以下も見よ
SceneKit シーンエディタを使用した 3D シーンのプレビュー
Fox:Xcode シーンエディタで SceneKit ゲームをビルドする
SceneKit フレームワークリファレンス