iPad アプリの Mac バージョンを作成する
Mac Catalyst でビルドされた Mac アプリを配布する
Mac Catalyst を使用して iPad アプリから Mac アプリを作成する場合、Xcode は iPad アプリと同じバンドル ID を使用するように Mac アプリを構成し、後で App Store で ユニバーサル購入 としてアプリを一緒に配布できるようにします。または、Mac アプリに別のバンドル ID を設定して、Mac アプリを個別に配布することもできます。
重要：Mac バンドル ID に maccatalyst 接頭辞を使用した以前の Xcode リリースを使用して Mac アプリを作成し、ユニバーサル購入を使用する場合は、アプリとアプリ拡張機能の Mac Catalyst 製品バンドル ID の取得 (DERIVE_MACCATALYST_PRODUCT_BUNDLE_IDENTIFIER) ビルド設定を YES から NO に変更します。
ステップ 1：iPad アプリの Mac バージョンを作成する
まず、iPad アプリの macOS バージョンを作成します。
ステップ 2：Mac の機能を構成し、コードを変更する
次に、機能を構成し、Mac アプリのコードを変更します。詳細については、iPad アプリの Mac バージョンの作成 を参照してください。
ステップ 3：Xcode から Mac バージョンを実行する
ツールバー で、スキームメニュー から [My Mac] を選択し、[実行(Run)] ボタンをクリックします。開発に使用する Mac の登録が必要になる事があります。
注意：macOS と iOS のビルドは、別々のプロビジョニングプロファイルを使用しますが、コード署名には同じ Apple Development 証明書と Apple Distribution 証明書を使用します。
ステップ 4：Mac バージョンを配布してテストする
TestFlight は macOS アプリでは利用できません。代わりに、実際の世界で Mac ビルドをテストするには、登録済みのコンピュータに Mac アプリを配布 します。Mac アプリをアーカイブする ときに、実行先として My Mac を選択します。アーカイブは、アーカイブオーガナイザの左側の macOS アプリの下に表示されます。
iPad バージョンの場合、TestFlight を使用して配布する か、登録済みのデバイスに配布 します。
ステップ 5：App Store Connect でアプリレコードを作成し、ユニバーサル購入を構成する
ビルドをアップロードして App Store、または iPad バージョンの TestFlight を介してアプリを配布する前に、App Store Connect でアプリレコードを作成する必要があります。
アプリを一緒にユニバーサル購入として配布するには、アカウントに 1 つのアプリレコードを作成 してから、レコードに iOS および macOS プラットフォームを追加 します。
ユニバーサル購入を使用していない場合は、Mac アプリに別のバンドル ID を設定 し、App Store Connect で Mac アプリ用に別のアプリレコードを作成します。
ステップ 6：Mac アプリと iPad アプリを別々に App Store Connect にアップロードする
App Store を通じてユニバーサル購入を配布するには、プラットフォームごとに アーカイブを作成 し、個別に App Store Connect にアップロード します。Mac アプリをアーカイブする ときに、実行先として My Mac を選択します。
ステップ 7：オプションで、Mac バージョンを Mac App Store の外で配布します
Mac App Store の外で Mac バージョンを配布できます が、その前に公証を受けるためアプリをアップロードする必要があります。