問題のシミュレーション
シミュレータで、デザインと初期のテストの間、アプリの主要な問題を見つけることができます。例えば、シミュレータの[デバッグ(Debug)] メニューはあなたを補助する以下のツールを提供します。
- すべての問題を発見するスローアニメーション
- グラフィックスの品質を変更
- iCloud 同期をトリガー
- アプリのパフォーマンスに悪影響を与えるブレンドビュー層を識別
- そのソースピクセルが目的のピクセルに整列されていない画像を識別
- コンテンツがオフスクリーンにレンダリングされているものを表示
- 異なるロケーションをシミュレート
シミュレータ内のすべてのシミュレートされた環境では、[ホーム] 画面はアプリへのアクセスを提供しています:設定、連絡先、マップ、パスブックなどーそれらは iOS または watchOS デバイスに含まれています。あなたはシミュレータでこれらのアプリで、アプリの相互作用の予備試験を行うことができます。例えば、ゲームをテストしている場合、ゲームが正常にゲームセンターを使用していることをテストするためにシミュレータを使用して下さい。
シミュレータのアクセシビリティ・インスペクタは、あなたのアプリでアクセス可能な各要素についての情報を表示する事によって、人の制限や障害がある事に拘らず、アプリの使い勝手をテストするのに役立ちます。インスペクタはまた、それらの要素で VoiceOver の相互作用をシミュレートできます。アクセシビリティ・インスペクタを起動するには、シミュレータで[ホーム] ボタンをクリックします。[設定(Setting)] をクリックし、[一般(General)] > [アクセシビリティ(Accessibility)] に移動します。アクセシビリティ・インスペクタのスイッチを On にスライドさせます。
言語を変更することにより、シミュレータでアプリのローカライズをテストできます。[設定(Setting)] で、[一般(General)] > [国際(International)] > [言語(Language)] に移動します。
シミュレータで、アプリの基本的な動作をテストできますが、シミュレータは幾つかの理由のため、テスト用プラットフォームとして制限されています。例えば:
- シミュレータは、Mac 上で動作しているアプリのため、シミュレータは、デバイス上にあるメモリよりもはるかに大きいコンピュータのメモリへのアクセスを持っています。
- シミュレータは、iOS や watch OS デバイスのプロセッサよりもむしろの Mac の CPU 上で実行されます。
- シミュレータは、デバイス上で実行されるすべてのスレッドを実行するとは限りません。
- シミュレータは、加速度計、ジャイロスコープ、カメラ、近接センサのようなハードウェア機能をシミュレートできません。
アプリを開発している間、あなたがサポートする予定のデバイスと OS のバージョンのすべてで実行しテストして下さい。
詳細については、シミュレータでのテストとデバッグ (リンク切れ) を参照してください。
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