アプリのビルド
あなたの iOS、watchOS、または OS X のアプリをビルドし、実行するには、ワークスペースツールバーのスキームと実行先を選択し、[実行(Run)] ボタンをクリックします。[停止(Stop)] ボタンをクリックすると、アプリケーションを終了します。
あなたが iOS や watchOS のアプリを実行している場合、Xcode はシミュレータまたはあなたの Mac に接続されたデバイスのいずれかでそれを起動します。OS X のアプリを実行している場合、Xcode はあなたの Mac 上でそれを直接起動します。
ナビゲーションバーの をクリックすると、Xcode は、問題ナビゲータで、発生したエラーや警告を表示します。エラーがコンパイルやリンク相中で起こった場合、Xcode はあなたのコードを実行しません。
アプリをビルドするスキームを選択
スキーム は、プロジェクト、使用するビルド構成、および製品の起動時に使用する実行環境用にビルドするターゲットを指定する設定の集合です。既存のプロジェクトを開く (または新規作成する) 場合、Xcode は自動的に各ターゲット用にスキームを作成します。デフォルトのスキームは、プロジェクトの名にちなんで名付けられ、5つのアクションを実行する設定を含みます:
- アプリの実行。
- ターゲットに対してユニットテストの実行。
- アプリのパフォーマンス特性のプロファイルを作成。
- コードの静的解析を実行。
- テスターに送信と、App Store への提出のような、配布のためアプリをアーカイブ。
各アクションは、実行可能な製品としてアプリをビルドします。スキームを選択するには、Xcode のワークスペースツールバーの スキームメニュー を使用します。(目的先を選択するにもスキームメニューを使用します。)
アプリを実行する目的先の選択
アプリをビルドする時、それがビルドされた後にアプリが実行される、目的先 を決定します。OS X アプリの場合、宛先は、アプリがビルドされた Mac が目的先です。iOS と watchOS アプリの場合は、目的先は、Macに接続した、プロビジョンされたデバイスまたはシミュレータです。 Xcode のツールの一部としてインストールされた、シミュレータ は、あなたの Mac 上で実行し、iPhone、iPad、または Apple ウォッチ環境をシミュレートします。
[スキーム(Scheme)] のメニューは、スキームと目的先の組み合わせを選択できますが、2つの設定は異なります。スキームは、目的先を含んでいません。上のスクリーンショットでは、Adventure iOS は、スキームとして選択され、iPhoneレチナ (4インチ) シミュレーション環境が目的先として選択されています。その結果、Adventure iOS のスキームは、OS Simulator でシミュレートされた iPhone 上で実行できる iOS の実行可能ファイルをビルドします。以下に示すように、同じスキームは、シミュレートされた iPad や接続された iOS デバイスのように、別の目的先でアプリを実行するために使用できます。
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