内観(イントロスペクション)
内観(イントロスペクション)は実行時に、オブジェクトが、要求に応じて、その本質的な特徴を漏らすことが可能な、固有の能力を指します。オブジェクトに特定のメッセージを送信することで、オブジェクトとしてそれら自身についてあなたは質問をすることができ、Objective-C の実行環境は答えを提供します。プログラムが、より効率的かつ堅牢になるので、内観(イントロスペクション)は重要なコーディングツールです。ここでは、イントロスペクションが役立つかもしれない方法の例をいくつか示します。
- 実行時に、内観メソッドを例外のような問題を避けるのに呼び出す事ができますが、例えば、応答ができないオブジェクトにメッセージを送ると例外が起きます。
- また、オブジェクトの能力についての情報を与える、継承階層内のオブジェクトを見つけやすくするためにイントロスペクションを使用できます。
イントロスペクション情報の種類
NSObject クラスで採用されている NSObject プロトコルは、イントロスペクションメソッドを定義し、オブジェクトに関する以下の種類の情報を生み出します。
BOOL doesRespond = [anObject respondsToSelector:@selector(writeToFile:atomically:)];
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