静的コード分析の実行
Xcode に組み込まれた静的アナライザで、プロジェクトのソースコード内の欠陥-潜在的なバグ-を検索します。ソースコードには、コンパイラが取り落とす、捉えがたいエラーがあり、実行時にのみ現れ、彼らは特定して修正するのは困難かもしれません。
手順
- [プロダクト(Product)] > [分析(Analyze)] を選択してください。
- イッシュナビゲーターで、アナライザのメッセージを選択します。
- ソースエディタで、対応するメッセージをクリックします。
- 欠陥の流路を研究するために編集領域の上の解析結果バー内のポップアップメニューを使用します。
- 欠陥を修正するためコードを編集します。
下のビデオは、ソースファイル SKYText.m の欠陥を見て行くプロセスを示しています。
注意: ここには本来ビデオが埋め込まれていますが、著作権等の観点から埋め込みません。当該のビデオは、Xcode からご覧になって下さい。
Xcode の静的アナライザは、プロジェクトのソースコードを解析し、この種の問題を識別します。
- 初期化されていない変数にアクセスしたり、ヌルポインタを逆参照したりのような論理上の欠陥
- 割り当てられたメモリのリークのようなメモリ管理の欠陥
- デッドストア (未使用の変数) の欠陥
- プロジェクトが使用しているライブラリやフレームワークによって要求されたポリシーに従っていないため生じる API 使用上の欠陥
アサーション、属性、またはプラグマディレクティブを使用して、アナライザから偽陽性のメッセージを抑制できます。
初めてプロジェクトを分析するときは、問題の多くを明らかにできます。しかし、定期的に静的アナライザを実行し、それが明らかにした欠陥を修正する場合、その後の分析では、より少ない問題が表示されるはずです。早く分析し、頻繁に分析します。これは、コードのために良いことです。
静的アナライザが問題なしと報告した場合、何も問題がないと仮定することはできないので注意してください。このツールは、必ずしもソースコードのすべての欠陥を検出することはできません。
ヒント: [プロダクト(Product)] > [クリーン(Clean)] を選択して、イシューナビゲーターからアナライザのメッセージを削除してください。