アセットカタログについて
アプリで使用されているイメージの管理を簡素化するために、そのユーザインタフェースの一部として、アセットカタログを使用してください。
アセット・カタログは以下のものを含みます。
- データセット バイナリ実行可能ファイルを除く全ての型のデータファイルに使用されます。
- フォルダ。 アセットまたは他のフォルダをグループ化するために使用されます。
- イメージセット。 イメージのほとんどの型のために使用される、イメージセット は、様々なデバイスとスケールファクタをサポートするために必要なイメージのすべてのバージョン、または 表現 を含みます。
- iOS アプリのアイコン。 アプリのアイコンセットは、iOS アプリがデバイスのホームスクリーンと App Store で表示されるように提供しなければならないアイコンのすべての表現を含みます。
- 起動イメージ。 起動イメージのセットは、アプリが起動したときに iOS アプリが一時的に表示されるように提供しなければならない静的起動イメージの全ての表現を含みます。
- OS X のアイコン。 OS X のアイコンセットは、OS X のアプリが提供しなければならないアイコンのすべての表現を含みます。
- スプライトアトラス。 SKTextureAtlas の textureNamed: メソッドのために使用できるテクスチャアトラス。
- Watch 複合体。 Watch 複合体のためのプレースホルダイメージとして使用されます。Watch 複合体の詳細については、複合体についてを参照してください。
- watchOS アプリのアイコン。 アプリのアイコンセットは、watchOS アプリが、コンパニオンの設定で、通知センターで、そしてロングルックとショートルックで、デバイスのホーム画面上に表示されるように提供しなければならないアイコンのすべての表現を含みます。
Xcode 7 以降のアプリターゲット iOS9 以降では、アセット・カタログは、アプリの軽量化に使用されるオンデマンドリソースタグと属性を編集するために使用できます。詳細については、オンデマンド・リソース・ガイド、および アプリの軽量化 (iOS、watchOS) を参照してください。
図 1 Xcode のアセットカタログ
3つの主要領域を使用してアセットカタログの内容を表示し、カスタマイズします:
- セットリスト(Set list)。 選択したアセットカタログ内のすべてのイメージセット、アプリのアイコンセット、および起動イメージセットのリストを表示します。
- ビューアの設定(Set viewer) 選択したセットの個々のイメージ表現を表示します。
- 属性インスペクタの設定(Set Attributes Inspector) ビューアの設定で選択した内容に応じて、イメージの属性を表示し、編集できます。編集可能な属性は、セットの名前、イメージタイプ、テンプレートの設定、およびサポートされているデバイス、サイズクラス、そして iOS のバージョンを含みます。名前、サイズ、色空間を含むイメージのプロパティだけでなく、他のものを表示できます。
アセット・カタログ内の各セットには名前があります。セットに含まれる全ての個々のイメージをプログラムでロードするためにその名前を使用できます。イメージをロードするには、プラットフォーム固有のクラスメソッドを呼び出し、イメージを含むセットの名前を渡します。OS は、現在のスケールファクタに最も適切なセットからイメージをロードします。iOS 用プラットフォームのメソッドは imageNamed:です。OS X のプラットフォームのメソッドは imageNamed: です。
Xcode 6 は、プロジェクトの展開ターゲットに応じてアセットカタログの異なる機能を提供しています。
- すべてのプロジェクトでは、個々のイメージは、セット名を使用してロードできます。
- 少なくとも iOS 7 または OS X10.9 の展開ターゲットを持つプロジェクトでは、Xcode はアプリのダウンロード時間を減少し、実行時バイナリファイル形式にあなたのアセットカタログをコンパイルします。
Xcode で各アセットカタログは、各セットごとに .xcassets 拡張、およびサブフォルダで Finder に対応するフォルダがあります。各セットのフォルダは、順番に各イメージを記述する、Contents.json ファイルとともに、そのイメージ表現を含みます。このファイルは自動的に Xcode によって作成されます。アセットカタログの形式の詳細については、アセットカタログ形式のリファレンス を参照してください。
同じワークスペースに複数のプロジェクトに渡るアセットカタログを共有できます。