テクスチャアトラスについて
アプリのイメージファイルを自動的に結合し、1つ以上の大きな画像にするのは改善されたアプリのパフォーマンス、テクスチャアトラスと呼ばれます。
テクスチャアトラスは、1つ以上の大きな画像にアプリの画像のすべてを組み合わせることにより、あなたのアプリケのパフォーマンスを改善する方法を提供します。これは、単一の描画呼び出しで複数の画像を描画することで、アプリのパフォーマンスを改善する方法を提供します。
ビルド時に、コンパイラは name.atlas の名前付け形式を持つ全てのフォルダを探します。これらのフォルダは、識別された後、フォルダ内の全てのイメージは、1つ以上の大きなイメージファイルに組み合わされます。テクスチャアトラスは、Sprite Kit フレームワークを含むアプリに自動的に使用可能になります。Xcode でテクスチャアトラスの生成( Enable Texture Atlas Generation) のビルド設定を有効に設定してスプライトキットを有効に設定しないアプリでテクスチャアトラスを使用でき、生成した .plist を手動で読みなます。このビルド設定は、プロジェクト内の、アトラス(.atlas)フォルダがある場合にのみビルド設定のリストに表示されます。
次の図は、個々の4つの画像が単一のテクスチャアトラス画像に合成されるのを示しています。
アプリがビルドされると、新しいフォルダが .atlasc 接尾辞を使用して作られ、アプリのバンドルのリソースフォルダに配置されます。これらの新しいイメージは自動的に回転して、一つのファイルに最大数のイメージはトリミングされ、そのフォルダに関連付けられたプロパティリスト(.plist) によってイメージと方向性は追跡されます。あなたは、このテクスチャアトラス機能を使用する為に、コードを変更する必要はありません。
.atlasc フォルダやイメージファイルを生成するときには、以下の規則が適用されます。
- 各々まとめられたイメージは iOS 8.0 以降では、最大 4098×4098 ピクセルのサイズに限られています。
- イメージが最大サイズに達すると、新たなイメージが作成されます。
- 同じデバイス用のイメージは一緒に保持されています:例えば、iPhone の全てのイメージは(~iphone.1.png) 1ファイルになり、iPad の全てのイメージは別の名前のファイル(-ipad.1.png)です。
iOS 7.0 では最大サイズは 2048x2048 ピクセルです。