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インスタンスメソッド
sorted(by:)
与えられた述語 (predicate) を要素間の比較として使用してソートされた、シーケンスの要素を返します。
宣言
パラメータ
areInIncreasingOrder | 最初の引数を 2 番目の引数の前に並べるべき場合には true を返す述語 (predicate)。そうでなければ、false。 |
戻り値
シーケンスの要素のソートされた配列。
議論
Comparable プロトコルに準拠していない要素のシーケンスをソートしたい場合は、最初の要素を 2 番目の要素の前に順序付けるべきときには true を返すこのメソッドに述語 (predicate) を渡します。結果の配列の要素は、与えられた述語に従って並べられます。
以下の例では、述語はカスタムの HTTPResponse 型の配列の順序付けを提供します。述語は、成功する前にエラーを順序付けし、エラー応答をそのエラーコードでソートします。
enum HTTPResponse { case ok case error(Int) } let responses: [HTTPResponse] = [.error(500), .ok, .ok, .error(404), .error(403)] let sortedResponses = responses.sorted { switch ($0, $1) { // Order errors by code case let (.error(aCode), .error(bCode)): return aCode < bCode // All successes are equivalent, so none is before any other case (.ok, .ok): return false // Order errors before successes case (.error, .ok): return true case (.ok, .error): return false } } print(sortedResponses) // Prints "[.error(403), .error(404), .error(500), .ok, .ok]"
このメソッドを使用して、Comparable プロトコルに準拠する要素を降順にソートすることもできます。シーケンスを降順にソートするには、大なり演算子 (>) を areInIncreasingOrder パラメータとして渡します。
let students: Set = ["Kofi", "Abena", "Peter", "Kweku", "Akosua"]
let descendingStudents = students.sorted(by: >)
print(descendingStudents)
// Prints "["Peter", "Kweku", "Kofi", "Akosua", "Abena"]"
関連する sorted() メソッドを呼び出すことは、このメソッドを呼び出して小なり演算子 (<) を述語 (predicate) として渡すことと同じです。
print(students.sorted()) // Prints "["Abena", "Akosua", "Kofi", "Kweku", "Peter"]" print(students.sorted(by: <)) // Prints "["Abena", "Akosua", "Kofi", "Kweku", "Peter"]"
述語 (predicate) は、要素に対して 厳密に弱い順序付け でなければなりません。つまり、任意の要素 a、b、および c について、以下の条件が成り立たなければなりません。
- areInIncreasingOrder(a, a) は常に false です。 (無反射性)
- areInIncreasingOrder(a, b) と areInIncreasingOrder(b, c) が共に true の場合、areInIncreasingOrder(a, c) も true です。(推移比較可能性)
- 2 つの要素が、どちらも述語に従って他の要素の前に順序付けされていない場合、比較不可能 です。a と b が比較不可能で、b と c が比較不可能である場合、a と c も比較不可能です。(推移非比較可能性)
ソートアルゴリズムは安定しているとは限りません。 安定したソートは、areInIncreasingOrder が順序を確立しない要素の相対順序を保持します。
複雑さ:O(n log n)、ここで n はシーケンスの長さです。
以下も見よ
文字列の文字の並べ替え
func sorted() -> [Character]
シーケンスの要素をソートして、返します。
func reversed() -> ReversedCollection<String>
コレクションの要素を逆の順序で表示するビューを返します。
func shuffled() -> [Character]
シーケンスの要素をシャッフルして、返します。
func shuffled<T>(using: inout T) -> [Character]
乱数の発生ソースとして与えられた発生器を使用してシャッフルされた、シーケンスの要素を返します。
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