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イニシャライザ
init(iccBasedNComponents:range:profile:alternate:)
ICC 色プロファイル仕様に従って定義されたデバイスに依存しない色空間を作成します。
宣言
パラメータ
nComponents | ICC プロファイルデータによって定義された色空間内の色成分の数。これは ICC プロファイル内の実際の成分の数と一致しなければならず、1、3、または 4 に等しくなければなりません。 |
range | 対応する色成分の最小有効値と最大有効値を指定する数値の配列。配列のサイズは、成分の数の 2 倍です。c[k] が k 番目の色成分である場合、有効な範囲は [2*k] ≦ c[k] ≦ range[2*k+1] の範囲です。 |
profile | ICC プロファイルを提供するデータプロバイダ。 |
alternateSpace | ICC プロファイルがサポートされていない場合に使用する別の色空間。別の色空間には nComponents の色成分がなければなりません。別の色空間を指定する必要があります。このパラメータが NULL の場合、関数は NULL を返します。 |
戻り値
新しい ICC ベースの色空間オブジェクト。あなたは CGColorSpaceRelease を呼び出してこのオブジェクトを解放する必要があります。失敗した場合は、NULL を返します。
議論
この関数は、International Color Consortium で定義されているように、ICC カラープロファイルから ICC ベースの色空間を作成します。ICC プロファイルは、再現可能な色域(デバイスによってサポートされる色の範囲) および特定の出力デバイスの他の特性を定義し、あるデバイスの色空間を他のデバイスの色空間に正確に変換する方法を提供する。ICC プロファイルは、通常、デバイスの製造元によって提供されます。さらに、一部のカラーモニタやプリンタには、TIFF などのビットマップ形式と同様に、電子的に埋め込まれた ICC プロファイル情報が含まれています。デバイスに依存しない色空間の色は、異なるデバイスに表示されたときに、そのデバイスの機能が許す範囲で同じになるはずです。
sRGB や ITU-R BT.709 で使用されている区分転送関数など、詳細なガンマを必要とする色空間については、この関数を使っても良いです。この関数は正確にこれらのガンマカーブを表す事ができるからです。
以下も見よ
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