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汎用構造体
UnsafePointer
Pointee 型のデータにアクセスするための生ポインタ。この型は自動メモリ管理を提供しないため、安全性を確保するために細心の注意を払って処理しなければなりません。
概観
インスタンスは MemoryLayout<Pointee>.alignment へと整列されなければならない,つまり (UnsafePointer<Int8>(self) - nil) % MemoryLayout<Pointee>.alignment == 0 です。
インスタンスによって参照されるメモリは、以下のいずれかの状態になります。
- メモリが割り当てられていない (たとえば、ポインタがヌル、またはメモリが以前に割り当て解除されている)
- メモリは割り当てられているが、値は初期化されていない。
メモリが割り当てられ、値が初期化された。
シンボル
型エイリアス
イニシャライザ
init?(OpaquePointer?)
不透明な(opaque) ポインターから型付きの(typed) ポインターに変換します。
init?(bitPattern: UInt)
与えられたビットパターンで UnsafePointer を作成します。
init?(bitPattern: Int)
与えられたビットパターンで UnsafePointer を作成します。
init?(UnsafePointer<Pointee>?)
別の UnsafePointer から UnsafePointer を作成します。
init(UnsafePointer<Pointee>)
別の UnsafePointer から UnsafePointer を作成します。
init(UnsafeMutablePointer<Pointee>)
UnsafeMutablePointer から同じ Pointee の UnsafePointer に変換します。
init?(UnsafeMutablePointer<Pointee>?)
UnsafeMutablePointer から同じ Pointee の UnsafePointer に変換します。
インスタンスプロパティー
var debugDescription: String
デバッグに適したポインタのテキスト表現。
var hashValue: Int
ポインタのハッシュ値。
var customMirror: Mirror
var customPlaygroundQuickLook: PlaygroundQuickLook
var pointee: Pointee
self が参照する Pointee インスタンスにアクセスします。
インスタンスメソッド
func predecessor()
以前の連続位置を返します。
func successor()
次の連続位置を返します。
func advanced(by: Int)
self + n を返します。
func distance(to: UnsafePointer<Pointee>)
end - self を返します。
func withMemoryRebound<T, Result>(to: T.Type, capacity: Int, (UnsafePointer<T>) -> Result)
本体のクロージャを実行している間に隣接する T 値の count を保持する容量を持つ T 型に self のメモリを再結合します。
サブスクリプト
subscript(Int)
self + i にある pointee にアクセスします。
関連
以下に準拠:
- Comparable
- CustomDebugStringConvertible
- CustomPlaygroundQuickLookable
- CustomReflectable