デバッグゲージを使用して
実行中のアプリを監視し、システムリソースの使用中に異常を見つけるために、デバッグゲージを使用してください。
手順
- アプリの実行中に、デバッグナビゲーターの上部で見ることができるように、ワークスペースウィンドウの位置を調整します。
- ナビゲータセレクタバーでデバッグナビゲーターボタンをクリックします。
- Xcode でアプリをビルドし、実行します。
- メインエディタの詳細レポートを表示するには、デバッグゲージをクリックします。
アプリの実行時にデバッグゲージは絶えず変化します。デバッグゲージには 7種類があります:CPU、メモリ、エネルギー、ディスク I/O、ネットワーク I/O、GPU、および iCloudです。OS X 上で実行されている Sketch サンプルアプリの例のビューは、起動後数秒にキャプチャし、それをここに示しました。
注意: デバッグナビゲータ・ペインでデバッグゲージが表示されない場合は、それらを表示するため、[表示/非表示(Hide/Show)] ボタンをクリックして下さい。
すべてのデバッグゲージがすべてのアプリで表示されるとは限りません。たとえば、このサンプルアプリでは、iCloud 機能が有効になっていませんので、iCloud のゲージは表示されません。
実行中のアプリが、ゲージの正常な変異と時間をかけて、アプリの標準的な動作に慣れるためのデバッグゲージを観察して下さい。アプリに変更を加えると、デバッグゲージの読みの違いを見て、アプリの以前の実行時の動作に比べて異常や問題を示すような、新しい動作に注意して下さい。
注意: 実装の最近の変更部分にコードの検査をすると、デバッグゲージで開発の問題に当たっている理由を理解しようとしたときに始めるには良い方法です。またさらに、実行中のアプリを分析するためにインストルメントを使用する利点もあります。すべてのデバッグゲージの詳細レポートは、インストルメントに直接アプリを引き入れるボタンがあります。
あなたのアプリが実行中にメインエディタでライブの詳細レポートを表示するには、デバッグゲージをクリックして下さい。ゲージの各型の詳細レポートは、具体的には異なりますが、すべてが同様のパターンです。例えば、CPU のデバッグゲージは、詳細 CPU のレポートを示しています。レポートは、上から下に3つのセクションに分かれています。
注意: あなたのアプリが一時停止またはブレークポイントで停止すると、デバッグゲージの最後の状態はフリーズし、その瞬間の各ゲージの詳細レポートにアクセスできます。ライブ表示は停止し、アクティビティがない事を示します。
- CPU レポートの一番上のセクションは、2つのビューを含みます:アクティビティの現在のライブの状態を表示するメーター (青色のバンドは最後の 20 秒以内のアクティビティの範囲を示します)、およびその隣には、システム内の他のプロセスに比べたアプリのアクティビティを示す使用量の比較ビューがあります。
- 詳細レポートの次のセクションでは、タイムビューごとの使用量が、実行が継続する実行中のアプリの経時的に集約したアクティビティを示します。あなたは奇妙な行為を探すために、このビューを使用できます。例えば、連続的または周期的にメモリ消費量が増加したり、CPU やディスクI/Oの急増、または予想されるエネルギー使用量よりも高い、などなどです。CPU ビューからのこの例は、沈黙期間が続くスタートアップアクティビティの爆発を示しており、いくつかのより多くのアクティビティが続きます。
- 詳細レポートの最下部には、CPU のレポートのスレッドアクティビティの詳細と、ディスク I/O のレポート内で開いたファイルの情報、などなどを表示していることをゲージレポートのコンテキストでアプリのアクティビティをより詳細にレポートします。情報の型は、ゲージによって異なりますが、ゲージインジケータのその型のより詳細な動作にあなたの洞察力を与えるように設計されています。
I/O ゲージ用のメータービューは、この例のディスク I/O のように、スタイルではより数値的です。
インストルメント内のプロファイルまたは他のアクションボタンをクリックすると - たとえば、検索タイマー、投票検索、 タイムプロファイル、などなど - Xcode からインストルメントへとアプリの制御を移す方が、必要な時、より広範な分析のため役立ちます。
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