XCode 13.2 日本語化計画：UIKit: Responding to the Launch of Your App

インスタンスメソッド

application(_:willFinishLaunchingWithOptions:)

起動プロセスが開始されたが、状態の復元が行われていないことをデリゲートに通知します。

宣言

optional func application(_ application: UIApplication, willFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplication.LaunchOptionsKey : Any]? = nil) -> Bool

パラメータ

application

単独のアプリオブジェクト。




launchOptions

アプリが起動された理由を示す辞書 (もしあれば)。ユーザがアプリを直接起動した場合、この辞書の内容は空になります。この辞書で使用可能なキーとその処理方法については、 UIApplication.LaunchOptionsKey を参照してください。

戻り値

アプリが URL リソースを処理できない場合、またはユーザーアクティビティを続行できない場合、またはこのメソッド内でホームスクリーンのクイックアクションの呼び出しを処理しているために、アプリが application(_:performActionFor:completionHandler:) (application(_:performActionFor:completionHandler:)) メソッドを実行しない場合は false、それ以外の場合は true を返します。リモート通知の結果としてアプリが起動された場合、戻り値は無視されます。

議論

このメソッド (および対応する application(_:didFinishLaunchingWithOptions:) メソッド) を使用して、あなたのアプリを初期化し、実行する準備をします。このメソッドは、あなたのアプリが起動され、そのメインのストーリーボードまたは nib ファイルがロードされた後、しかしアプリの状態が復元される前に呼び出されます。このメソッドが呼び出された時点では、あなたのアプリはアクティブ状態ではありません。

あなたのアプリが特定の理由でシステムによって起動された場合、launchOptions 辞書には起動の理由を示すデータが含まれています。起動上の何らかの理由により、システムはあなたのアプリデリゲートの追加のメソッドを呼び出す場合があります。たとえば、あなたのアプリが URL を開くために起動された場合、あなたのアプリが自身の初期化を完了した後、システムは application(_:open:options:) (application(_:open:options:)) メソッドを呼び出します。起動キーの存在により、あなたにその動作を計画する機会が与えられます。開くのが URL の場合、URL がユーザが開きたいドキュメントを表している場合は、状態の復元を防ぐことができます。

URL を開くように求められると、このメソッドから戻る結果が application(_:didFinishLaunchingWithOptions :) メソッドから戻る結果と組み合わされて、URL を処理すべきかどうかが判断されます。いずれかのメソッドが false を返す場合、システムは application(_:open:options:) (application(_:open:options:)) メソッドを呼び出しません。いずれかのメソッドを実装しない場合は、実装されたメソッドの戻り値のみが考慮されます。

場合によっては、ユーザはホームスクリーンのクイックアクションでアプリを起動します。この起動ケースを正しく処理するには、application(_:performActionFor:completionHandler:) (application(_:performActionFor:completionHandler:)) メソッドの議論を読んでください。

以下も見よ

アプリの初期化

func application(UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions: [UIApplication.LaunchOptionsKey : Any]?) -> Bool

起動プロセスがほぼ完了し、アプリを実行する準備がほぼ整ったことをデリゲートに通知します。




struct UIApplication.LaunchOptionsKey

システムが初期化時にあなたのアプリに渡す起動オプション辞書内の値にアクセスするために使用するキー。




class let didFinishLaunchingNotification: NSNotification.Name

アプリの起動が終了した直後に投稿される通知。

関連した文書

iOS 用アプリプログラミングガイド (App Programming Guide for iOS)




Local and Remote Notification Programming Guide: Retired document

(ローカルおよびリモート通知プログラミングガイド、 古くなった文書 )

利用可能

テクノロジー

UIKit