Macro

fileID()

マクロが現れるソースファイルの一意の識別子を生成します。

iOS 8.0+ iPadOS 8.0+ Mac Catalyst 13.0+ macOS 10.10+

tvOS 9.0+ visionOS 1.0+ watchOS 2.0+

@freestanding(expression)
macro fileID<T>() -> T where T : ExpressibleByStringLiteral

概観

一意の識別子は module/file という形式です。ここで file は式が現れるファイルの名前、module はそのファイルが属するモジュールの名前です。

#fileID は #filePath とは異なり、ソースファイルへのフルパスを埋め込まないため、プライバシーが向上し、コンパイル済みバイナリのサイズも小さくなります。

注意: #fileID 式を解析するには、モジュール名を最初のスラッシュ (/) の前のテキストとして、ファイル名を最後のスラッシュの後のテキストとして読み取ります。Swift の将来のバージョンでは、文字列に複数のスラッシュが含まれる可能性があります (例: MyModule/some/disambiguation/MyFile.swift)。

このマクロの値は、Swift プログラミング言語の行制御文で説明されているように、#sourceLocation によって変更できます。