API コレクション


プライバシーマニフェストファイル


あなたのアプリまたはサードパーティの SDK が収集するデータと、必要な API を使用する理由について説明します。





概観


XCFrameworks、Swift パッケージ、または Xcode プロジェクト として配布されるアプリとサードパーティ SDK には、PrivacyInfo.xcprivacy という名前のプライバシーマニフェストファイルを含めることができます。プライバシーマニフェストは、以下の情報を記録するプロパティリストです。


  • あなたのアプリまたはサードパーティの SDK によって収集されるデータの種類。すべてのプラットフォームであなたのアプリまたはサードパーティの SDK にこの情報を提供する必要があります。

  • あなたのアプリまたはサードパーティの SDK が使用する API の必要な理由。iOS、iPadOS、tvOS、visionOS、watchOS であなたのアプリまたはサードパーティの SDK にこの情報を提供する必要があります。

  • あなたのアプリまたはサードパーティの SDK が収集するデータの各タイプと、使用する API の必要な理由のカテゴリごとに、アプリまたはサードパーティの SDK は、バンドルされたプライバシーマニフェストファイルに理由を記録する必要があります。


    重要

    近日中に適用されるサードパーティSDKに関する要件 の「プライバシーマニフェストと署名を必要とする SDK」にあなたのサードパーティ SDK がリストされている場合は、その SDK にプライバシーマニフェストファイルを含める必要があります。それ以外の場合は、API を使用する必要がある場合、サードパーティ SDK を含むアプリを使用するユーザに関するデータを収集する場合、アプリを使用するユーザに関するデータを収集できるようにする場合、またはドメインを追跡する連絡先を使用する場合は、サードパーティ SDK にプライバシーマニフェストファイルを含めて下さい。プライバシーマニフェストファイルを提供すると、アプリ開発者があなたのサードパーティ SDK の API の使用とデータ収集方法を理解しやすくなります。

    プライバシーマニフェストの作成


    iOS、iPadOS、tvOS、visionOS、または watchOS アプリをビルドする場合は、プライバシーマニフェストをあなたのアプリのバンドルのルートに配置します。以下の例は、Sample という iOS アプリのバンドル構造を示しています。このアプリでは、Sample.app/PrivacyInfo.xcprivacyPrivacyInfo.xcprivacy がリストされています。


    Xcode であなたのアプリまたはサードパーティ SDK にプライバシーマニフェストを追加するには、以下の手順に従います。


  • File(ファイル) > New File を選択します

  • Resource(リソース) セクションまで下にスクロールし、アプリプライバシーファイルタイプを選択します。

  • Next(次)をクリックします。

  • Targets list(ターゲットリスト) であなたのアプリまたはサードパーティ SDK のターゲットを確認します。

  • Create(作成) をクリックします。

  • 注意

    プライバシーレポートを生成するときに Xcode がプライバシーマニフェストファイルを使用するには、プライバシーマニフェストファイルをターゲットのリソースに追加する必要があります。あなたのサードパーティ SDK を静的ライブラリとして配布する場合は、Xcode 15 以降の静的フレームワークのサポートを使用して、プライバシーマニフェストファイルを含むリソースをバンドルして下さい。Xcode で製品をビルドするフレームワークターゲットを作成し、その Mach-O タイプのビルド設定を「静的ライブラリ」に設定して、プライバシーマニフェストファイルを、イメージファイルなどの他のリソースとともにターゲットのバンドルリソースに追加します。

    このプロパティリストファイルの最上位レベルで、以下のキーを辞書に追加します。


    NSPrivacyTracking

    あなたのアプリまたはサードパーティの SDK が、アプリ追跡透明性フレームワークの定義に従って追跡にデータを使用するかどうかを示すブール値。詳細については、ユーザーのプライバシーとデータの使用 を参照してください。


    NSPrivacyTrackingDomains

    あなたのアプリまたはサードパーティの SDK が接続して追跡を行うインターネットドメインをリストする文字列の配列。ユーザが App Tracking Transparency (アプリ追跡透明性)フレームワークを通じて追跡許可を与えていない場合、これらのドメインへのネットワークリクエストは失敗し、あなたのアプリはエラーを受け取ります。


    NSPrivacyTrackingDomains でインターネットドメインのリストを提供するには、NSPrivacyTrackingtrue に設定します。


    NSPrivacyCollectedDataTypes

    あなたのアプリまたはサードパーティ SDK が収集するデータの種類を記述する辞書の配列。辞書で使用するキーと値の詳細については、プライバシーマニフェストでデータの使用を説明 をご覧ください。


    NSPrivacyAccessedAPITypes

    あなたのアプリまたはサードパーティ SDK がアクセスする、アクセスに必要な理由の API として指定されている API の種類を記述する辞書の配列。辞書で使用するキーと値の詳細については、必要な理由 API の使用説明 を参照してください。





    トピックス


    必須


    あなたのアプリまたはサードパーティの SDK にプライバシー マニフェストを追加する

    あなたが収集したデータと、あなたのアプリまたはサードパーティの SDK で使用する必要な理由の API を報告します。


    必要な理由 API 使用の説明

    対象となる API の使用がポリシーと一致していることを確認してください。


    プライバシーマニフェストでデータの使用を説明

    あなたのアプリまたはサードパーティの SDK によって収集されたデータを宣言します。


    アプリのプライバシー構成

    プライバシーマニフェストファイル内のルートオブジェクトを表すデータ構造。














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