API コレクション

Markdown 構文を使用した属性付き文字列のインスタンス化

Markdown 構文文字列を使用して、標準またはカスタムの属性を持つ属性付き文字列を初期化します。

概観

使い慣れた Markdown 構文を使用して、初期テキストとインラインスタイルやリンクなどの属性の両方で属性付き文字列を初期化できます。多くの場合、これにより、既存の属性付き文字列の範囲に手動で属性を設定するよりも読みやすいコードが生成されます。

if let attString = try? AttributedString(
markdown: "See the *latest* news at [our website](https://example.com)."),
let websiteRange = attString.range(of: "our website"),
let link = attString[websiteRange].link {
print("\(link)") // Prints "https://example.com".
}

この例では、attString には 5 つの実行が含まれており、属性は Markdown パラメータの構文から解析されます。

“See the “, は属性がありません。

“latest”, は、その値が emphasized である AttributeScopes.FoundationAttributes.InlinePresentationIntentAttribute です。

“ news at “, は属性がありません。

“our website”, は、その値が URL である AttributeScopes.FoundationAttributes.LinkAttribute です。

“.”, は属性がありません。

Markdown 文字列内で MarkdownDecodableAttributedStringKey プロトコルで定義されたカスタムの属性を使用することもできます。これを行うには、Apple の Markdown 拡張構文 ^[text](attribute1: value1, attribute2: value2, …) を使用します。

システムによって提供されるものを超える属性を使用する場合は、必ず scope パラメータを受け取るイニシャライザを使用し、カスタムの属性を定義するスコープを提供してください。

ヒント

localized パラメータを受け取る AttributedString イニシャライザでは、Markdown 構文を使用することもできます。これらのイニシャライザを使用すると、あなたのアプリの文字列ファイルで Markdown を使用できるようになります。

トピックス

Markdown 文字列からの初期化

init(markdown: String, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションを使用して、Markdown 形式の文字列から属性付き文字列を作成します。

init<S>(markdown: String, including: S.Type, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションと属性スコープを使用して、Markdown 形式の文字列から属性付き文字列を作成します。

init<S>(markdown: String, including: KeyPath<AttributeScopes, S.Type>, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションと、キーパスで識別される属性スコープを使用して、Markdown 形式の文字列から属性付き文字列を作成します。

Markdown データからの初期化

init(markdown: Data, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションを使用して、Markdown 形式のデータから属性付き文字列を作成します。

init<S>(markdown: Data, including: S.Type, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションと属性スコープを使用して、Markdown 形式のデータから属性付き文字列を作成します。

init<S>(markdown: Data, including: KeyPath<AttributeScopes, S.Type>, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションと、キーパスで識別される属性スコープを使用して、Markdown 形式のデータから属性付き文字列を作成します。

URL コンテンツから Markdownで初期化

init(contentsOf: URL, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションを使用して、Markdown 形式のデータを含む指定された URL の内容から属性付き文字列を作成します。

init<S>(contentsOf: URL, including: S.Type, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションと属性スコープを使用して、Markdown 形式のデータを含む指定された URL の内容から属性付き文字列を作成します。

init<S>(contentsOf: URL, including: KeyPath<AttributeScopes, S.Type>, options: AttributedString.MarkdownParsingOptions, baseURL: URL?)

提供されたオプションとキーパスが識別する属性スコープを使用して、指定された Markdown URL の内容から属性付き文字列を作成します。

Markdown 解析オプションの指定

struct AttributedString.MarkdownParsingOptions

Markdown コンテンツの属性付き文字列への解析に影響するオプション。

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