汎用インスタンスメソッド
reduce(into:_:)
与えられたクロージャを使用してシーケンスの要素を結合した結果を返します。
iOS 15.0+ iPadOS 15.0+ macOS 12.0+
Mac Catalyst 15.0+
tvOS 15.0+ watchOS 8.0+ visionOS 1.0+
Xcode 13.0+
func reduce<Result>(
into initialResult: Result,
_ updateAccumulatingResult: (
inout Result,
Run)
throws -> ()
) rethrows -> Result
パラメータ
initialResult
初期累積値として使用すべき値。
updateAccumulatingResult
シーケンスの要素を使用して累積値を更新するクロージャ。
戻り値
最終的な累積値。シーケンスに要素がない場合、結果は initialResult になります。
議論
シーケンス全体の要素から単一の値を生成するには、reduce(into:_:) メソッドを使用してください。たとえば、整数の配列に対してこのメソッドを使用して、隣接する等しいエントリをフィルタリングしたり、頻度をカウントしたりできます。
結果が配列や辞書などのコピーオンライト型である場合は、効率性を考慮して、reduce(_:_:) よりもこのメソッドが推奨されます。
updateAccumulatedResult クロージャは、initialResult とシーケンスの各要素に初期化された可変累積値を使用して順次呼び出されます。以下の例では、文字列の文字頻度の辞書を作成する方法を示します。
- let letters = "abracadabra"
- let letterCount = letters.reduce(into: [:]) { counts, letter in
counts[letter, default: 0] += 1
- }
- // letterCount == ["a": 5, "b": 2, "r": 2, "c": 1, "d": 1]
letters.reduce(into:_:) が呼び出されると、以下の手順が発生します。
- updateAccumulatedResult クロージャは、初期累積値 (この場合は [:]) と letters の最初の文字を使用して呼び出され、キー "a" に 1 を設定して累積値を変更します。
- クロージャは、更新された累積値とシーケンスの各要素を使用して繰り返し呼び出されます。
- シーケンスが使い果たされると、累積値が呼び出し元に返されます。
シーケンスに要素がない場合、updateAccumulatedResult は決して実行されず、initialResult は、reduce(into:_:) の呼び出しの結果になります。
複雑さ: O(n)、ここで n はシーケンスの長さです。
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