Swift パッケージ (Swift package)


Swift パッケージ は、ソフトウェア製品のビルドに使用されるマニフェストファイルとソースファイルを含むフォルダです。


パッケージマニフェスト (パッケージフォルダの最上位にある Package.swift という名前のファイル) は、パッケージの名前、製品、ターゲット、および他のパッケージへの依存関係を定義します。マニフェストファイルは、Swift Package ManagerPackageDescription ライブラリの API を使用して Swift で記述されています。マニフェストファイルの詳細については、Package をご覧ください。


パッケージ製品 は、ライブラリや実行可能ファイルなど、パッケージのクライアントが利用できる外部から見えるビルドアーティファクトを定義します。パッケージターゲット は、パッケージ内の製品のビルド元となるテストまたはモジュールを定義します。ターゲットには、同じパッケージ内のターゲットへの依存関係と、パッケージの依存関係からの製品への依存関係がある場合があります。


パッケージの依存関係 により、パッケージターゲットまたは Xcode プロジェクトが別のパッケージの製品を使用できるようになります。パッケージの依存関係は、パッケージを含むリモート Git リポジトリへの URL、およびクライアントがサポートするパッケージのバージョンによって指定されます。パッケージバージョンの形式は、セマンティックバージョニング仕様を使用します。これは、通常、2.1.4 のように 3 つのピリオドで区切られた整数です。


ターゲットのソースファイルは Swift、C/C++、Objective-C/C++、またはアセンブラで書くことができ、パッケージの Source フォルダの下にあります。各々のターゲットは Swift ソースコードのみを含むか、C、C++、Objective-C、Objective-C++ の組み合わせか、アセンブラのソースコードになります。Test ターゲットのソースファイルは、XCTest フレームワークを使用して書かれており、Tests フォルダの下にあります。