インスタンスメソッド


reduce(into:_:)


与えられたクロージャを使用してシーケンスの要素を結合した結果を返します。


System Swift iOS 14.0+ iPadOS 14.0+ Mac Catalyst 14.0+

macOS 11.0+ tvOS 14.0+ visionOS 1.0+ watchOS 7.0+

func reduce<Result>(
into initialResult: Result,
_ updateAccumulatingResult: (inout Result, Self.Element) throws -> ()
) rethrows -> Result




パラメータ


initialResult

初期累積値として使用すべき値。


updateAccumulatingResult

シーケンスの要素を使用して累積値を更新するクロージャ。



戻り値


最終的な累積値。シーケンスに要素がない場合、結果は initialResult になります。



議論


シーケンス全体の要素から単一の値を生成するには、reduce(_:_:) メソッドを使用して下さい。たとえば、整数の配列でこのメソッドを使用して、隣接する等しいエントリをフィルター処理したり、頻度をカウントしたりできます。


結果が書き出し時コピーされる型 (例えば、配列や辞書など) である場合、効率性の観点から、このメソッドは、reduce(_:_:) よりも優先されます。


updateAccumulatingResult クロージャは、initialResult に初期化された変更可能な累積値とシーケンスの各要素を使用して順番に呼び出されます。以下の例では、文字列の文字頻度の辞書を構築する方法を示します。


  1. let letters = "abracadabra"
  2. let letterCount = letters.reduce(into: [:]) { counts, letter in
  3. counts[letter, default: 0] += 1
  4. }
  5. // letterCount == ["a": 5, "b": 2, "r": 2, "c": 1, "d": 1]

letters.reduce(into:_:) が呼び出されると、以下の手順が実行されます。


  1. updateAccumulatingResult クロージャは、最初の累積値 (この場合は [:]) と letters の最初の文字で呼び出され、キー "a"1 を設定することで累積値を変更します。

  2. クロージャは、更新された累積値とシーケンスの各要素で繰り返し呼び出されます。

  3. シーケンスが使い果たされると、累積値が呼び出し元に返されます。

  4. シーケンスに要素がない場合、updateAccumulatingResult は決して実行されず、initialResult は、reduce(into:_:) の呼び出しの結果になります。


    複雑さ:

    O(n)、ここで、n はシーケンスの長さです。













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