列挙型 Case
LAPolicy.deviceOwnerAuthentication
WithBiometrics
生体測定によるユーザー認証。
iOS 8.0+ iPadOS 8.0+ macOS 10.12.2+
Mac Catalyst 13.1+
宣言
case deviceOwnerAuthenticationWithBiometrics = 1
議論
生体測定でユーザーを認証するために evaluatePolicy(_:localizedReason:reply:) メソッドを呼び出すときは、LAPolicy.deviceOwnerAuthenticationWithBiometrics ポリシーを使用します。
Touch ID または Face ID が使用できないか、登録されていない場合、ポリシーの評価は失敗します。Touch ID の試行が 3 回失敗した後も、評価は失敗します。Face ID の試行が 2 回失敗すると、システムはフォールバックオプションを提供しますが、Face ID による認証の試行を停止します。Touch ID と Face ID の両方の認証は、試行が複数の評価呼び出しにまたがる場合でも、5 回連続して失敗すると、システム全体で無効になります。これが発生した場合、システムはユーザーが生体測定を再度有効にするためにデバイスのパスコードを入力することを要求します。
認証中、システムは、Touch ID で認証を試みるたびに、または Face ID の試行に失敗した後、ユーザーに認証ダイアログを表示します。ダイアログには、localizedCancelTitle プロパティを設定することでカスタマイズできるタイトルのキャンセルボタンが含まれています。ユーザーがキャンセルボタンをタップすると、ポリシー評価は userCancel エラーで失敗します。
認証ダイアログには、最初に失敗した Touch ID の試行後、または 2 回目の失敗した Face ID の試行後に代替手段のボタンも表示されます。localizedFallbackTitle プロパティを設定することにより、代替手段のボタンのタイトルをカスタマイズできます。ユーザーが代替手段のボタンをタップすると、ポリシー評価は userFallback エラーで失敗します。この場合、あなたのアプリは、PIN やパスワードを要求するなど、ユーザーを認証するための代替メカニズムを提供する必要があります。
デバイスのパスコード (iOS または watchOS の場合) またはユーザーのパスワード (macOS の場合) を要求してシステムに代替手段のオプションを処理させるには、代わりに LAPolicy.deviceOwnerAuthentication ポリシーを使用します。
以下も見よ
ポリシー
case deviceOwnerAuthenticationWithWatch
Apple Watch によるユーザー認証。
case deviceOwnerAuthenticationWithBiometricsOrWatch
生体測定または Apple Watch によるユーザー認証。
case deviceOwnerAuthentication
生体測定、Apple Watch、またはデバイスのパスコードを使用したユーザー認証。
case deviceOwnerAuthenticationWithWristDetection
watchOS での手首検出によるユーザー認証。